2月3日、中国共産党中央委員会と国務院は北京の人民大会堂で2019年の春節(旧正月、今年は2月5日)の団拝会(新年会)を開催した。習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)が演説を行った。(撮影・鞠鵬)
中国共産党中央委員会と国務院は3日の午前に人民大会堂で、2019年の春節(旧正月、今年は2月5日)の団拝会(新年会)を開催した。習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)が演説を行い、党中央と国務院を代表して、全国の各民族の国民、香港特別行政区の同胞、澳門(マカオ)特別行政区の同胞、台湾地区の同胞、海外にいる同胞に向けて新年のあいさつを贈った。人民日報が伝えた。
団拝会には党と国の指導者の李克強、栗戦書、汪洋、王滬寧、趙楽際、韓正、王岐山ら各氏が出席し、李氏が司会を務めた。
人民大会堂の宴会庁はライトアップされて、暖かなムードに包まれ、各界からの参加者2千人あまりが一堂に会し、ともに新年の訪れを祝い、楽しい話し声や笑い声の中、会場は新春の喜びに満ちあふれた。
習総書記は演説の中で、「春には花が咲き秋には実を結び、実り豊かな一年になる。これまでの1年間、私たちは前進の途上で力を奮い起こし駆け足で進み、たくさんの困難や障害を乗り越え、多くの激流や難所を通り過ぎ、非常に苦しかったが、充実した年でもあり、支払ったものは多かったが、収穫はそれより多かった。中国経済は安定の中で成長し、改革開放は新たな一歩を踏み出し、3大難関攻略(重大リスクの解消、ターゲットをしぼった貧困支援、汚染対策)が力強く推進され、貧困撲滅の取り組みは目立った成果を上げ、国防・軍隊改革は引き続き深化し、中国の特色ある大国外交に新たなページが加わり、全面的で厳格な党内統治が踏み込んで推進され、社会の全体的局面は安定を維持し、国民の達成感、幸福感、安心感が引き続き高まり、党の第19回全国代表大会(十九大)の精神を徹底実施して良好なスタートを切った。私たちの党、私たちの国家、私たちの国民は奮闘する中でより大きな自信と勇気を獲得し、より堅固に、より意気揚々と『2つの百年』の奮闘目標の実現に向かう広大な道を歩んでいる。党と国の事業発展の成果は、すべて国民の功績によるものだ。私たちは国民をよりどころとすれば、困難や障害に打ち勝つことは言うまでもなく、広大な理想と偉大な事業を成し遂げることは必ずできる」と強調した。
習総書記は、「春節は古い年に別れを告げ、新しい年を迎える大切な時期であり、人々は新年を迎えると新しい夢を抱くようになる。今年、中国は中華人民共和国建国70周年を迎える。新たな道のりには、必ず新たなチャンスがあり、新たなリスクや挑戦もある。私たちは新時代の中国の特色ある社会主義思想によって指導し、新発展理念を堅持し、高い品質の発展の推進を堅持し、国民の達成感、幸福感、安心感を絶えず高め、経済の持続的で健全な発展と社会の全体的局面の安定を維持し、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成の最後の段階に向けて決定的な基礎を打ち立て、素晴らしい成績を達成する中で中華人民共和国建国70周年をお祝いしたい」と指摘した。
また習総書記は、「1年間忙しく働き、家族が集まっておせち料理を食べ、一緒に新年を迎える中で味わうのは、一家団らんの喜びと生活の素晴らしさだ。家庭では親孝行に努め、国のためには忠誠を尽くすのが、中華民族の素晴らしい伝統だ。私たちは社会全体で家も国も同じように大切にする心を大いに顕彰し、社会主義の核心的価値観を育成し実行し、愛国主義、集団主義、社会主義の精神を称揚し、家を愛することと国を愛することの一体化を提唱し、すべての人とすべての家庭が中華民族という大きな家庭のために寄与することを願う」と強調した。
「人民網日本語版」2019年2月5日