J-15戦闘機がバディ給油、航続距離と攻撃力を強化

J-15戦闘機がバディ給油、航続距離と攻撃力を強化。解放軍北部戦区海軍航空兵某部隊が先ほど渤海の某海域で、J-15艦載戦闘機の空中給油訓練(写真)を実施した。これまでの空中給油訓練と異なり、今回は戦闘機間の空中給油となった…

タグ:解放軍 離陸 燃料 弾薬 空母

発信時間:2019-03-22 14:56:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「軍報記者」微信公式アカウントの20日の投稿によると、解放軍北部戦区海軍航空兵某部隊が先ほど渤海の某海域で、J-15艦載戦闘機の空中給油訓練(写真)を実施した。これまでの空中給油訓練と異なり、今回は戦闘機間の空中給油(バディ給油)となった。軍メディアが中国海軍艦載航空兵がバディ給油の能力を持つと明らかにしたのはこれが初。専門家によると、バディ給油は空母の作戦能力向上に対して重大な意義を持つ。給油をする側は緊急事態発生時に、軍機の帰還に協力できる。これはJ-15のようなスキージャンプ型艦載機にとって、より大きな意義がある。


 匿名の軍事専門家は環球時報の記者に対して、次のように述べた。緊急帰還機に協力するほか、給油側は艦載戦闘機の航続能力を高め弾薬の搭載量を増やすことができる。給油側は定点給油や併走給油により、サポートを受ける軍機の航続距離を伸ばすことができる。フランス海軍の空母「シャルル・ド・ゴール」はアフガニスタンの「不朽の自由作戦」に参加した際に、困難に直面した。アフガニスタンは内陸国であるが、フランスの艦載機は主に中型戦闘機の「ラファール」と「シュペルエタンダール」だった。バディ給油技術の使用により、フランス海軍は長距離急襲任務に成功した。バディ給油により、軍機は燃料を少なめに、弾薬を多めにし離陸できる。離陸後に給油を受けることで、1回の攻撃の効率を上げる。


 専門家によると、バディ給油はスキージャンプ型を採用する艦載機にとって非常に重要だ。通常であればカタパルト発艦よりも離陸重量の制限が大きく、大型艦載機であっても発艦時の燃料・弾薬搭載量が少なめになるからだ。パートナー機があれば、大型艦載戦闘機の燃料・弾薬量の長所をより十分に発揮できる。


 さらにパートナー機はさまざまな役割を果たすことができるため、空間的な制限のある空母にとって非常に重要だ。専用の給油機を使えば、作戦機の空間を狭め、機数を減らすことになる。またパートナー機は1回の任務で給油機になり、さらに作戦任務を遂行することもできる。フランス海軍を例とすると、2機のラファールMは攻撃任務中に、空母から960キロ離れた場所で任務を遂行する2機のシュペルエタンダールを支援し、同時にMICA空対空ミサイルを搭載し護衛することが可能だ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月22日

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