習近平国家主席は1日、ニュージーランドのアーデーン首相と人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「新たな情勢の下、双方は相互理解と相互信頼を深め、開放・包摂及び『小異を残して大同につく』精神を堅持し、互いの核心的利益と重大な懸念を尊重する。また、実務協力を拡大する必要があり、中国側は実力ある企業の対ニュージーランド投資を引き続き支持したい。ニュージーランド側も中国企業のために公平で公正かつ非差別的なビジネス環境を提供する必要がある。二国間自由貿易協定の高度化交渉を加速し、両国の経済・貿易関係を深め続ける必要がある。中国側は『一帯一路』建設へのニュージーランドの積極的な参加を歓迎する。国際問題において協力を強化し、開放型世界経済の構築を共に推進し、多国間主義と多角的貿易体制を守る必要がある。中国側は気候変動対策を重視しており、ニュージーランド側と共に太平洋島嶼国の持続可能な発展を後押ししたい。両国関係を支える社会的土台を強固に築き、教育・文化・科学技術分野の交流や協力を一層強化し、今年の『中国ニュージーランド観光年』を成功させ、青少年交流を実施して、中国とニュージーランドの友好が人々の心に浸透し、受け継がれていくようにする必要がある」と指摘した。
アーデーン首相は「ニュージーランドと中国の友好には長い歴史がある。両国関係は非常に重要で、協力分野は広範囲に及ぶ。ニュージーランドは独立自主の外交政策を遂行し、断固として多国間主義を支持し、自由貿易を支持している。早くから『一帯一路』構想を支持し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加した。ニュージーランドは近く開催される第2回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムにハイレベル代表団を派遣し、『一帯一路』共同建設協力を深める」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年4月2日