中国人民解放軍設立70周年多国海軍活動の観艦式が23日、青島市及び付近の空海域で実施される。軍事専門家、海軍情報化専門家委員会主任の尹卓氏はこのほど新華社の独占インタビューに応じた際に、「記念式典は人民海軍設立70年、特に第18回党大会以降の部隊の建設、将兵の風貌、平和の理念の全面的な展示だ」と述べた。
まず、中国海軍の近年の部隊建設における大きな成果を示す。尹氏は、70年に渡り、特に第18回党大会以降に、海軍建設が急速に発展したとの見解を示した。「装備品技術分野、国防科学技術分野において、我々と世界の先進国との間にはかつて、1.5世代さらには2世代の差があった。我々は現在、先進国との格差を縮小し、大型水上艦、潜水艦、艦載機、レーダーなどの装備品で完全に独自の知的財産権を持つ成果を形成した。これは中国海軍の祖国と国民への報告でもある。軍の威力を高め、士気を奮い立たせると同時に、全社会の愛国心を強めた。全国民がいっそう海軍に注目し、海軍の発展と建設を支持できるようになった」
中国海軍の将兵の、戦いができ、戦いに勝てる精神と風貌を示す。尹氏は「第18回党大会以降、我々の部隊の訓練水準と将兵の風貌は長期的な進歩を実現した。中国海軍は近年、複雑な電磁環境下における対抗訓練を何度も抜き打ちで実施し、訓練水準を大幅に高めている。今回の活動において、中国海軍は観艦式やその後の合同訓練の中で、人々の心を奮い立たせる精神と風貌を示す」と述べた。
世界平和を守る中国海軍の揺るぎなき信念を示す。尹氏は「観艦式は一種の軍事外交活動でもある。中国海軍は訪問国の艦艇及び世界各国に平和の理念を伝える。各国海軍の艦艇を記念式典に招待するのは、海軍の伝統的な手法でもある。中国海軍と多国の海軍との交流・協力・友好を促進し、世界の海洋の安全と安定を共に守る一助となる」と指摘した。