中国人民解放軍海軍が23日、70歳の誕生日を迎えた。中国の多くのネットユーザーがSNSで、人民海軍の誕生日を心から祝福した。
青島市では同日、海軍の「誕生日パーティー」が見せ場を迎えていた。海軍艦艇32隻、軍機39機、13カ国の海軍の艦艇18隻が観艦式に参加した。中国初の空母「遼寧艦」、中国の1万トン級大型駆逐艦「南昌艦」が世界の期待する視線を一身に浴び登場した。
日本の時事通信社などの海外メディアは、観艦式は中国の自国の力への自信を示すと伝えた。また今回は61カ国の代表団が招待に応じ中国で開催される多国海軍活動に参加したが、これは他国との協力を強化し、世界の平和と安定を守る決意を示していると報じた。
霧に包まれた観艦式、確かな能力を示す
観艦式に参加する西寧艦が23日午後2時30分頃、予定の海域に到着した。今回の観艦式は艦艇縦隊航行、軍機追跡という形式で行われた。艦艇は潜水艦群、駆逐艦群、護衛艦群、揚陸艦群、補助艦群、空母群に分かれた。
ロイター通信は「中国側の当局者は先ほど、今回の観艦式に各国の軍艦を招待したことは、中国が海外に隠し事をしてないことを示していると話した。一部の海外メディアの記者が23日、観艦式を取材するため軍艦への乗艦を認められた」と伝えた。
観艦式では海上に霧が漂ったが、これな国内のSNSで注目される話題の一つになった。ある専門家は23日、環球時報に対して「視界が悪い気象条件下で観艦式を実施する場合、艦艇が高い操縦性能、先進的な航行設備、信頼性の高いレーダーを持つ必要がある。これはまた中国海軍の指揮員の卓越した艦艇操縦能力を示す」と述べた。