中国海軍の深海救難艇が2日午前10時18分、中国・青島沖の数十メートルの海底から司令部に「救命ルートを確保、船員の移動を開始する」と報告があった。ルートの向こう側は、ロシア海軍太平洋艦隊所属の潜水艦だ。数時間後、中国海軍の潜水艦がロシア側の深海救難艇に向けハッチを開いた。
これは中露海軍合同演習「海上協力−2019」で行われた、潜水艦救難訓練だ。この訓練において、中露海軍の潜水艦は海底で初めて他国の兵士に向けハッチを開き救助を受けた。この新たな「生命ルート」の構築は、中露両国の海軍にとって歴史的な進展であり、双方の協力を新たな高みに押し上げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月5日