シンガポール国防省の公式サイトで29日に発表された情報によると、中国国務委員兼国防部長の魏鳳和氏がシンガポールを訪問し、第18回シャングリラ会合に出席する。魏氏は訪問中、シンガポールのチャンギ海軍基地で潜水艦と護衛艦を視察する。
魏氏が国務委員兼国防部長に就任してからシンガポールを正式に訪問するのはこれが初で、両軍指導者の頻繁な接触の流れを汲む。情報によると、両国の国防関係は近年発展・安定しており、シンガポールは「一帯一路」の建設に深く参与している。シンガポールは昨年ASEAN議長国として、中国・ASEAN初の海上合同演習を積極的に促進した。魏氏はこれまでも何度も、シンガポールの防衛指導者から招待を受けており、訪問と共にシャングリラ会合に出席することになった。中国側は今回、シンガポールからの招待に対して実際の行動で積極的に反応し、両軍関係への重視を反映した。報道によると、魏氏は6月2日に開かれるシャングリラ会合で発言する。
魏氏とシンガポールのウン・エンヘン国防大臣が29日午後に会談した。シンガポール国防省のサイトに掲載された情報によると、双方は実質的な計画を推進し防衛関係を深め、各方面から双方の交流を促進することで合意した。両国は今年7月下旬に第4回陸軍「協力」シリーズ演習を実施する予定だ。双方は2020年に「海事協力」演習を実施することでも合意した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月31日