シャングリラ会合が閉幕 各国が中国国防部長の発言に注目

シャングリラ会合が閉幕 各国が中国国防部長の発言に注目。

タグ:南中国海 台湾 中米関係 主権 安全

発信時間:2019-06-03 10:33:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 第18回シャングリラ会合が5月31日から6月2日にかけてシンガポールで開催された。約40カ国の国防部長・軍高官・専門家・学者らが出席し、アジア太平洋地域の重要安全議題をめぐり議論した。


 中国の魏鳳和国務委員兼国防部長は2日午前に「中国と世界の安全協力」という議題について発言し、人類運命共同体の構築を推進する中国側の努力を重点的に紹介した。また中国が揺るぎなき姿勢で平和的発展の道を歩み、防御中心の国防政策を推進していること、それから中国軍が世界の平和と安定に積極的に貢献していることを十分に説明した。魏氏の発言の要旨は下記の通り。


 現在の世界は百年に一度の大変動を迎えており、不確実かつ不安定な要素と課題が増えている。中国が打ち出した人類運命共同体という理念は「大道は至りて簡し」で、世界の人々が調和的に共生し、世界的な問題を効果的に解消する正しい選択だ。また世界の平和と安定、人類の繁栄と発展を実現する正しい道だ。


 複雑で変化の激しい国際安全情勢を見据え、中国政府と軍隊は世界と地域の繁栄及び安定を揺るぎなき姿勢で守る。アジア太平洋地域の共同繁栄を実現する歴史の歩みのなか、世界各国の核心的利益と安全の関心事は尊重・維持されるべきだ。中国は他国の利益に目を光らせず、他国の発展に嫉妬しないが、中国側の正当な権益を決して放棄しない。いかなる国も中国側が自国の主権・安全・発展の利益を損ねる苦しい結果を受け入れることに期待してはならない。


 中国を分裂させようとするいかなる企ても実現することはなく、台湾問題に干渉するいかなる行為も失敗に終わることが決まっている。中国軍の決意と意志に対する過小評価はすべて極めて危険だ。我々は最大の誠意と努力により、平和的統一の未来を勝ち取ろうとしているが、武力の使用を放棄すると約束することは決してない。台湾を中国から分裂させようと試みる者がいれば、中国軍には別の選択がない。必ず一戦を惜しまず、すべての犠牲を顧みず、揺るぎなき姿勢で祖国統一を守る。

 

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