シャングリラ会合が閉幕 各国が中国国防部長の発言に注目

シャングリラ会合が閉幕 各国が中国国防部長の発言に注目。

タグ:南中国海 台湾 中米関係 主権 安全

発信時間:2019-06-03 10:33:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 現在の南中国海情勢は全体的に安定し、好転している。中国とASEAN諸国は「南中国海行為準則」の協議で積極的な進展を実現している。中国側は関連国に対して、食い違いを適切に処理し平和を維持する南中国海周辺諸国の知恵と能力を過小評価するのではなく、建設的な意見を出すことを歓迎する。


 中米関係は依然として風雨のなか、全体的に前を向いている。中米の協力は唯一の正しい選択であり、両国は「合すれば則ち共に利し、争えば共に傷つく」だ。中米両軍は両国首脳の重要な共通認識を実行するため努力し、両軍関係を両国関係の安定装置にするべきだ。米国側が中国側と向き合い歩み寄り、衝突や対抗に取り組むのではなく、相互尊重し、協力しウィンウィンを実現し、中米関係が正しい軌道に沿い前向きに発展するよう推進することを願う。


 中国軍はアジア太平洋諸国の軍隊と手を携え課題に対応し、アジア太平洋運命共同体の建設を推進し、アジア太平洋の平和と安定を共に守ることを願う。


 魏氏は発言後、各国の代表者及び専門家・学者からの質問に回答した。


 魏氏は会期中、米国のシャナハン国防長官代行と会談し、カンボジア、日本、英国、韓国、NZなどの各国防衛部門指導者、もしくは代表団団長と面会した。中国側の代表団は各国の国防当局者及び学者と広く交流を展開した。


 今年の会合ではシンガポールのリー・シェンロン首相が基調演説を行った。各国の代表者がアジア太平洋地域の安全情勢、朝鮮半島情勢、変化中のアジア安全秩序、衝突のコントロール、地域情勢の安定の保障といった議題をめぐり、全体会議と分科会を開いた。


 シャングリラ会合の正式名称はアジア安全保障会議。英シンクタンク・国際戦略研究所(IISS)が発起し、シンガポール政府の支援のもと、2002年より開催されている多国間フォーラムだ。毎年シンガポールのシャングリラホテルで開かれることからこの名で呼ばれている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月3日

<  1  2  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで