米露軍艦が衝突寸前 批判の応酬に

米露軍艦が衝突寸前 批判の応酬に。米露の軍艦が現地時間7日、太平洋で衝突寸前まで接近した。双方は事故原因は相手側の不適切な行為によるものと批判した…

タグ:ロシア 軍艦 衝突 船舶 航空機

発信時間:2019-06-10 14:07:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米露の軍艦が現地時間7日、太平洋で衝突寸前まで接近した。双方は事故原因は相手側の不適切な行為によるものと批判した。ロシア側は米国側に抗議したと発表しており、米国側はロシア側の軍艦の行動が「危険で素人じみている」と批判した。米国のシャナハン国防長官代行は、両国の軍が本件について議論すると表明した。


 ロシア太平洋艦隊の広報担当者は、艦隊が米海軍の空母打撃群と平行する航路を航行中、米軍の巡洋艦が急きょ航路を変更し、「アドミラル・ビノグラドフ」の前方50メートルを横切ったと発表した。


 ロシア側によると、同対潜艦は衝突を回避するため直ちに対応した。「ロシア側は国際周波数帯を利用し米艦の司令部に抗議し、再発防止を求めた」


 米海軍の発表によると、当時はヘリ1機が巡洋艦「チャンセラーズビル」に着地しようとしていたが、後方のロシアの駆逐艦が急に加速し、直近で約15−30メートルまで接近したという。衝突を回避するため、米艦は「エンジン全開」で方向を転じたという。声明はまた、ロシア側の行為は「危険」で「素人」じみており、「海上における衝突の予防のための国際規則に関する条約」及び海上航行の慣例に背くとした。


 シャナハン氏は「軍の間で議論し、当然ながら抗議する」と述べた。


 国際海事法によると、海上を航行中に2隻の船舶は一定の安全距離を保たなければならず、追い越す場合も900メートル以上の間隔をあける必要がある。各国の海軍は海上で任務を遂行中、他の船舶を妨害してはならない。


 米国は今月4月、ロシア機が地中海の上空で米国の航空機を3回阻もうとし、うち2回目は正面を高速で通過し「非常に危険」だったと批判した。ロシア側は5日、ロシア機の行為は完全に関連国際法の規定に合致すると表明した。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月10日

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