欧州議会は16日に投票選挙を行い、ドイツ人のウルズラ・フォンデアライエン氏を次期欧州委員長にすることを承認した。
欧州議会には747人の議員がいる。同日夕方の投票で、フォンデアライエン氏は383票の支持を獲得。反対は327票、棄権は22票だった。フォンデアライエン氏はかすかな優勢で当選した。
フォンデアライエン氏は11月1日に現職のジャンクロード氏と交代し、初の女性欧州委員長になる。
同日朝、フォンデアライエン氏は欧州議会で演説し、政策主張を紹介。彼女は、「EUは気候変動対策にさらに努め、2050年までにカーボンニュートラルを実現し、この目標をEU最初の気候変動対策の法律に盛り込む」と述べた。
フォンデアライエン氏は、EUは市場開放政策を実行し、イノベーションを奨励するが、インターネット大手がEU諸国で多額の利益を得てほとんど納税しない状況を許可しないと話した。
7月2日、欧州理事会はドイツのフォンデアライエン国防長官を次期欧州委員長に任命することを決定。15日、フォンデアライエン氏はドイツ国防長官の辞任を発表した。
フォンデアライエン氏は2013年12月にドイツ国防長官に就任し、ドイツ史上初の女性国防長官になった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月17日