香港警察は2日、条例改正により波乱が生じてから計1117人を逮捕していると発表した。警察は過去3日間で159人(男132人、女27人)を逮捕した。年齢は13−58歳。違法集会、攻撃用武器の所持、警官襲撃、公務執行妨害などの罪に問われている。
香港警察は2日、定例記者会見を開いた。発表された情報は下記の通り。
暴力分子は8月31日、香港の主要道路を占拠し、各地の交通麻痺を引き起こした。さらに暴徒は香港の各区で放火し、公共の国民生活用の施設を破壊し、火炎瓶を100本以上投げた。警察は夜になると香港鉄道太子駅で火炎瓶を発見した。放火罪は非常に深刻な罪であり、最高で終身刑を下される。
銅鑼湾で8月31日午後、暴動罪の疑いで逮捕された19人はすでに、九龍裁判所で審理を受けている。太子駅では同日、13−33歳の男が逮捕されており、少年裁判所及び九龍城裁判所で審理を受けている。先週末の行動で、警官2人が負傷したが、すでに退院している。
8月31日の行動で、警察は催涙弾を241発、ゴム弾を92発、布弾を1発、スポンジ弾を10発使用した。同日夜9時頃、警官2人がヴィクトリアパーク付近で包囲された。銃を奪われそうになったため、警官2人が空に向け2回威嚇射撃を行った。
9月2日に香港警察が開いた定例記者会見にて、警務所所長補佐の麦展豪氏が、暴徒が使用した火炎瓶を公開した。
暴力分子は9月1日に空港周辺の交通の大規模な妨害を行い、香港鉄道駅を破壊した。禁制令に違反し、法廷を無視した。過去2日間で香港鉄道の90以上の駅のうち、3分の1が破壊された。一部の列車のサービスが妨害された。ネット上で警察の家族が脅迫されていることについては、厳粛な態度により、法に基づき調査を進める。
大きな事件が発生すると、ネットもしくは一部のメディアが裏付けの取れていない情報を伝える。これには悪意ある中傷のフェイクニュース、根拠のない批判が含まれる。警察はこの無責任な行為を強く批判する。これらのフェイクニュースの目的は、警察の法執行を貶め、暴徒の違法行為を美化することだ。
香港は現在、正義を脅かす社会の混乱を迎えている。道路の占拠、放火、公共施設の破壊、火炎瓶の投擲などの暴行はいかなる文明社会によっても決して受け入れられない。コントロールを失った暴行は香港の法治を破壊するだけでなく、香港を取り返しのつかない深淵に引きずり込む。すべての人が暴行の被害者になる。
市民は暴力に「ノー」と言うべきだ。これらの暴力行為を合理化もしくは容認すれば、暴力を認め奨励することになる。暴徒の際限なき暴力・デモは、香港の安定と繁栄を犠牲にするばかりで、すべての人を犠牲にする。警察は引き続きその他の法執行部門と共に職責を守り、香港を正常な軌道に戻す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月3日