中華人民共和国成立70周年祝賀行事プレスセンターは24日、初の合同取材に応じ、軍事パレード指導グループ弁公室副主任を務める中央軍事委員会統合参謀部作戦局副局長の蔡志軍少将、軍事パレード連合指揮部弁公室常務副主任を務める中国人民解放軍中部戦区副参謀長の譚民少将、国防部(国防省)報道局長の呉謙大佐が軍事パレードについて説明し、記者の質問に答えた。人民日報海外版が伝えた。
■80分間、総規模1万5000人
蔡氏によると、軍事パレードは「閲兵式」と「分列式」から構成され、約80分間かけて行われる。「分列式」では空中護旗梯団、徒歩方隊、装備方隊、空中梯団の順に天安門広場を通過する。
「今回の軍事パレードは59方隊・梯団及び合同軍楽隊から構成され、約1万5000人、各種航空機160機余り、装備580台が参加し、過去何回かの軍事パレードで最大規模だ」と蔡氏は説明した。
今回の合同取材では「最大」「最多」「初」といった言葉が頻繁に使われた。
祝典行事の演奏曲は50曲余りに達し、これまでの建国記念行事で最多だ。初めて登場する方隊が少なくない。大部分の方隊は将軍が隊長を務め、参加部隊の指揮官2人が担当する。将軍の人数は過去を上回り、上級指揮官の人数が過去最多だ。平和維持部隊方隊が初めて参加する。
■初登場の武器・装備の割合が高い
参加する武器・装備について蔡氏は「今回の軍事パレードでは陸軍、海軍、空軍、ロケット軍、戦略支援部隊の新型武器・装備の一部が参加し、過去70年間の国防科学技術産業の発展水準と軍隊建設の多大な変化を集中的に見せる」と述べた。
譚氏は「今回参加する武器・装備には大きな特徴が2つある。全ての参加装備が国産で現役の主力装備であり、情報化の程度がいずれも比較的高い。今回参加する武器・装備は我が軍の新型装備の一部が含まれ、我が軍の合同作戦装備システムの構成を集中的に見せ、我が国の国防科学研究の独自開発能力を比較的十分に体現する。参加装備は指揮コントロール能力がより高く、攻撃精度がより高く、戦場適応性がより良く、作戦効果がより大きい」と指摘した。
中国が新型武器・装備を見せるのは「武力の誇示」だとの一部の見方について、呉氏は「中国軍が発展し、壮大化する道程においては、事実でない煽動的な伝え方をするのを好み、中国軍が武器・装備を見せれば『武力の誇示』であり、見せなければ『不透明』と考える一部の者や勢力が常にいる。我々には軍事パレードによって『武力を誇示する』意図はなく、その必要もない。過去70年間の中国軍の世界への貢献は誰の目にも明らかだ。我々は自らが強くなればなるほど、世界平和に提供するプラスのエネルギーも多くなる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年9月25日