香港特別行政区の林鄭月娥長官は8日、行政会議出席前に記者団の前に姿を現し、次のように述べた。
先ほどの連休中、暴徒が香港各区で重大かつ広範な破壊行為を行った。香港鉄道及び標的の店を破壊し、一般市民を襲撃し、違法バリケートを設置し、通行する車両を遮り調査を行うなどした。すでに悪事の限りを尽くす程度に達しており、特区政府は最大の決意によりこれらの暴力行為を阻止する。
暴徒の暴力・破壊行為は香港の小売、外食、観光、ホテル業に深刻な打撃を与え、約60万人の従業員の生計に影響を及ぼしている。特区政府は先ほど発表した一連の措置を早期実行し、これらの業界が苦境を乗り切れるよう協力する。
暴乱は4カ月続いており、より毅然たる行動により未曾有の悪質な状況を処理する必要がある。「覆面禁止法」を制定した目的は、警察側の法執行に協力すること、それから覆面をつけていれば誰からも自分だと分からないと思い法律を無視し違法行為を行うことを人々、特に若者に回避させることだ。
香港の現状を論じるならば、それが誰であっても、特に外国人の場合は、まず客観的に物事を捉える必要がある。次に事件の本質を認識しなければならない。それから香港で起きていることが自国で発生した場合、どのような行動を取るのだろうかという共感を持って欲しい。悪意をもって香港を批判したり、香港の暴力的なデモ隊を応援したりしてはならない。これを平和をアピールする自由と言うならば、それは無責任な論評だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月9日