習近平国家主席「中国とギリシャが新時代に新たな光芒を輝かせるように」

習近平国家主席は現地時間11日、ギリシャのパヴロプロス大統領とアテネで会談した。両国首脳は政治的相互信頼を強固にし、実務協力を深め、文明間の対話を促進し、人類運命共同体の構築を後押しするために両国の知恵を捧げる考えで一致した。新華社が伝えた。

習主席は「交流と相互参考は文明の発展における本質的要請だ。中国とギリシャの友好は両国間の協力であるだけでなく、それ以上に二大文明間の対話だ。現在世界情勢は過去百年なかった大変動の最中にある。私は両国が共に努力し、協力を深め、時空を超えた文明の成果によって、文明間の交流を促進し、より公正で合理的な国際秩序を提唱することを希望する。中国とギリシャという古代からの両文明国が新たな時代において新たな光芒を輝かせるようにしたい」と強調し、以下の必要性を指摘した。

（１）友好、相互信頼、互恵、ウィンウィンの模範を確立する。各レベルの交流を緊密化し、政治的相互信頼を深め、互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題で引き続き相手国を断固として支持する必要がある。「一帯一路」を共同建設して、中欧陸海エクスプレス・レーンを中国・欧州間の貨物輸送及び相互接続の重要なルートにする必要がある。文化やオリンピックなどの分野で交流を緊密化し、人的往来に便宜を図る必要がある。

（２）開放・実務による中国・欧州協力促進の模範を確立する。中国側はギリシャ側と共に中国と中東欧諸国との協力及び中国と欧州との全体的関係の発展を促進したい。

（３）文化交流、文明間の相互参考の模範を確立する。中国とギリシャは共に文明の交流と相互参考を支持し、文明間の衝突という謬論に反対している。双方は引き続き各自の文化の強みを発揮して、異なる文明及び各国の人々が和やかに共存する道を共に築き、現代世界の平和と人類の進歩のために有益な啓示をさらに多く与えるべきだ。

（４）調整・協調、多国間主義維持の模範を確立する。重大な国際・地域問題での調整を強化し、国連など多国間枠組での協力を緊密化し、開放型世界経済の構築に尽力し、人類運命共同体の構築を共に後押しする。（編集NA）