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japanese.china.org.cn |27. 11. 2019

中国・ロシア・南ア海軍の初の合同演習 ケープタウンで開幕式

タグ: 海軍 合同演習 護衛艦 開幕式


(国际)(1)中俄南非三国在开普敦举行海上联合演习


中国・ロシア・南アフリカの海軍による海軍合同演習の開幕式が現地時間25日、南アフリカのケープタウン埠頭で行われた。これは同3カ国による初の海軍合同演習であり、3カ国が世界の最南端の海域で合同演習を行うのもこれが初。


 今回の参加兵力には中国海軍の濰坊艦、ロシア海軍のミサイル巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、中型タンカー、救助曳船、南アフリカ海軍の護衛艦、支援艦が含まれる。中国海軍第33期護衛艦隊と共にアデン湾及びソマリア沖で護衛航行任務を遂行中の中国海軍の濰坊艦が、現地時間24日午後に南アフリカのケープタウンに到着した。


 匿名の専門家は25日、環球時報の記者に「発表された参加兵力から分析すると、今回の演習は大規模ではないが、その重大な意義を損ねることはない」と述べ、次のように続けた。


 まず、今回の演習は中国・ロシア・南アフリカというBRICSの3カ国による初の海軍合同演習だ。これはBRICS諸国が世界経済分野で協力を掘り下げることができるほか、世界の政治・軍事分野の協力にも同じく高い将来性があることを示す。そのためBRICSの4カ国もしくは5カ国による未来の海軍合同演習の可能性も見えてくる。


 次に、今回の演習は中露両国海軍が初めて南半球で行う合同演習だ。ケープタウンは喜望峰に近く、後者はインド洋と大西洋を結ぶ伝統的な航路の要衝だ。中露両国海軍は新たな合同演習海域を切り開くことで、両国海軍の協力水準をさらに高めることができる。濰坊艦は遠洋海軍を作るという中国の確固たる決意を示し、また中国海軍が世界の海域で軍事任務を遂行する能力をさらに証明した。


 それから、中露の「海上協力」シリーズ演習が近年常態化している。演習海域には黄海、東中国海、湛江沖といった中国周辺のほか、ピョートル大帝湾、日本海の空域・海域が含まれる。今回の演習からは、中露海軍合同演習のメカニズムがより成熟し、合同演習の海域がより広がっていることが分かる。今回の合同演習は最南端の海域で行われるが、次の演習が最北端の北極海で行われるかについても期待できる。これが実現されれば、中露海軍の協力の航跡は世界の四つの海に広がる。高度な戦略的相互信頼を背景とし、中露という2大国の緊密な連携は、世界の平和を安定に多大な貢献を成し遂げることだろう。

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