中国の韓正副総理(中共中央政治局常務委員)は現地時間21日、今年の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席し、「開放型世界経済を共に建設し、世界の持続可能な発展を促進しよう」と題した挨拶を行った。挨拶の中で、韓正副総理は次のように強調した。
経済グローバル化は歴史の流れ、社会の生産力発展の客観的な要求、科学技術の進歩の必然的な結果であり、世界経済の発展に力強い原動力を提供した。経済グローバル化が直面している困難と問題を解消するための根本的な活路は、包摂的で開放的な世界経済の共同建設にある。重要なのは、多国間主義を貫くことだ。流れに逆らい一国主義・保護主義に取り組めば活路はなく、最終的に世界の利益を損ねる。各国はさらに勇気を出し、平等な協議、一致協力、共同対応を貫き、経済グローバル化がより開放的・包摂的で、遍く恵みを届けるバランスの取れたウィンウィンの方向に発展するよう促し、各国の人々が経済グローバル化と世界経済成長の成果を共有できるようにするべきだ。平和維持、発展促進の目標を貫き、公平と正義を守り互恵・ウィンウィンを促進することを主旨とし、貧困削減、気候変動、環境保護など世界的な課題に積極的に対応するべきだ。国際法及び公認されている国際関係の基本準則を貫き、グローバルガバナンス体制の建設と変革を推進するべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年1月22日