新型肺炎の拡大防止が正念場にある中、習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は10日、湖北省武漢市を訪問し、感染拡大予防・抑制状況を視察した。習総書記は、「湖北省と武漢市は今回の感染拡大予防・抑制の闘いにおいて最も重要かつ勝敗を決する地である。苦難に満ちた努力の結果、湖北省と武漢市の感染拡大予防・抑制情勢には前向きな変化がみられ、段階的な重要成果が得られているが、感染拡大予防・抑制の任務は依然として苦難に満ち、その数も多く、重い。そうした時であればあるほど、冷静な思考を保ち、終始慎重に対処し、たゆまず努力するべきであり、引き続き感染拡大予防・抑制を現在の最重要事項とし、いささかも力を緩めることなく、しっかりと、実務的に、細部までしっかりと各予防・抑制活動に取り組み、湖北省と武漢市の防衛戦に断固として打ち勝たなければならない」と強調した。 新華社が伝えた。
火神山医院指揮センターでは、習総書記は病院建設・運営や患者の収容・治療、医療従事者の防護保障、科学研究難関突破などの状況に関する説明を受けた。遠隔診療プラットフォームを通じて、病棟で働く医療従事者の代表と動画回線を結び、仕事や保障の状況について尋ねた。習総書記は感染科病棟とも動画回線を通じてつながり、治療を受けている患者と交流し、彼らの病状と治療状況について尋ね、彼らが効果的に治療を受け、病情が好転しつつあることを知り、安堵していた。
火神山医院を後にした習総書記は東湖新城コミュニティを訪れ、コミュニティの衛生防疫、コミュニティ・サービス、住民の生活保障などの状況を実地視察した。コミュニティ生活物資集中配送所で、習総書記は米や小麦粉、穀物、油や、新鮮な野菜や果物など生活物資の購入や供給状況について詳しく尋ね、あらゆる手段を講じて住民の基本的な生活を保障するよう強調した。
実地視察を終えた後、習総書記は会議を開き、中央指導グループや湖北省党委員会、省政府の感染拡大予防・抑制に関する報告を聴取した。(編集AK)