「野生動物のウェットマーケット」、中国には存在せず

「野生動物のウェットマーケット」、中国には存在せず。

タグ:野生動物のウェットマーケット 外交部

発信時間:2020-04-24 14:30:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米国のポンペオ国務長官が中国などの国に対して、「野生動物のウェットマーケット」の閉鎖を要請すると述べたことについて、中国外交部の耿爽報道官は23日、「中国にはいわゆる野生動物のウェットマーケットなど初めから存在しない。中国はすでに違法野生動物の捕獲・取引・輸送・食用を法律で全面的に禁じている。中国の農貿市場(自由市場)及び活禽(生きた家禽)海鮮市場における野生動物の販売は違法であり、発覚次第取り締まりと法的処罰を受ける」と述べた。


 同日の定例記者会見で、記者からは「米国のポンペオ国務長官は22日の発言で、野生動物のウェットマーケットが疾病の発生と感染を引き起こしやすく、新型コロナウイルスの感染拡大を起こした重要な要因の可能性があるとして、人類の健康の脅威を減らすため中国などの国に対して永久閉鎖を求めると述べた。中国側はこれについてどう論評するか」という質問があった。耿氏は次のように回答した。


 中国にはいわゆる野生動物のウェットマーケットなど初めから存在しない。実際に中国には「ウェットマーケット」という概念がなく、よく口にされるのは農貿市場と活禽海鮮市場だ。この市場は新鮮な魚、肉、野菜、海鮮などの農産物を販売しており、少数の市場で生きた家禽が販売されている。これらの市場は中国だけではなく、多くの東南アジア諸国と多くの発展途上国にも普遍的に存在し、現地の一般人の生活と密着している。国際法はこれらの市場の開設・運営について規制していない。


 中国はすでに違法野生動物の捕獲・取引・輸送・食用を法律で全面的に禁じている。中国の農貿市場及び活禽海鮮市場は野生動物取引市場ではない。中国の農貿市場及び活禽海鮮市場での野生動物の販売は違法であり、発覚次第取り締まりと法的処罰を受ける。


 中国政府は終始、国民の命の安全と体の健康を最優先している。新型コロナウイルスの感染発生後、中国の関連部門と地方政府は農貿市場及び活禽海鮮市場の管理をさらに強化し、一連の厳格な検疫・検査を行い、各種動物疾病の感染対策を徹底している。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月24日

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