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japanese.china.org.cn |22. 05. 2020

中国の軍事支出がはっきりしおり、「隠れた軍事費」という問題は存在しない 全人代報道官

タグ: 軍事支出

 

記者の質問に答える張業遂報道官



質問に立つフジテレビの記者


 第13期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の第1回記者会見が、21日午後9時40分に開催された。大会報道官が大会の議事日程及び人代活動の関連問題について、国内外の記者からの質問に回答した。

 

 フジテレビの記者:中国の国防予算について質問する。昨年の新中国成立70周年閲兵式で多くの新しい武器装備を展示し、山東号空母が服役した。しかし、外部は中国の軍事費の透明度不足に対して何度も関心を示し、中国の国防予算は毎年増加しているが、今年の予算はどれほどの規模になるのか。そのほか、感染症の流行による中国経済への悪影響は避けられないが、中国の国防予算は昨年と比べて減少するのか。減少しないのであれば、それはどうしてか。


 張業遂報道官:中国は防御目的の国防政策を励行している。中国の国防支出は規模にしても、1人あたり平均にしても、対GDP比にしても、適度で抑制されている。世界範囲で見ると、中国の国防費の対GDP比は長年1.3%前後を維持し、世界平均の2.6%を大幅に下回っている。軍事費が最大の国と比べると、2019年の中国の国防費はその4分の1程度で、1人あたり平均は17分の1程度に過ぎない。


 中華人民共和国予算法に基づき、毎年の国防予算は全国人民代表大会で審査・認可する。2007年から、中国は毎年、国連に軍事支出報告を提出している。資金がどこから来てどこに向かうのかははっきりしており、「隠れた軍事費」という問題は一切存在しない。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月21日