「これは全人類とウイルスとの戦争だ。未知の、突如生じた、凄まじい勢いの感染症の天災に対して、中国は感染防止・抑制・阻止の戦いの火ぶたを果敢に切った」。(文:人民日報論説員)
国務院新聞弁公室は7日「新型コロナウイルス肺炎感染との闘いに関する中国行動」白書を公表した。白書は「感染症との戦いにおける中国の苦しい歩み」「感染防止・抑制と治療の両戦場の協同作戦」「感染症と戦う強大な力の結集」「人類衛生健康共同体の共同構築」の4部構成。感染症と戦った中国国民の歩みを系統立てて整理し、中国の感染症との戦いの経験と手法を全面的に総括し、世界の感染症との戦いにおける中国の行動、中国の理念、中国の主張を深く明らかにしている。中国の感染症との戦いにおける苦しい歩みをありのままに記録したこの重要文献は、危難に直面した際の中国の力、中国の精神、中国の効率を客観的に示し、中国国民が奮い起こした感動的で気宇壮大な精神を生き生きと示しており、全国は上から下まで強く共感し、国際社会も幅広く注目している。
これは過去百年近くの間に人類の遭遇した、影響範囲の最も広範なパンデミックであり、全世界にとって深刻な危機、厳しい試練だ。未知のウイルスの突然の襲来を前に、中国人民は習近平総書記を核心とする党中央の強固な指導の下、上から下まで心を一つにし、人々の志で城を成し、最も厳格で全面的かつ徹底的な感染防止・抑制措置を講じ、多大な代償を支払い、重大な犠牲に耐えて、感染防止・抑制・阻止の戦いにおいて重大な戦略的成果を得た。この厳しい戦いの偉大な実践は、中国共産党の指導と中国の社会主義制度、中国の国家統治体制が強大な生命力と顕著な優位性を備えており、いかなる艱難険阻にも打ち勝つことができ、人類文明の進歩に重大な貢献を果たせることを十分に証明した。
「国民至上、生命至上。人々の生命の安全と身体の健康を守るためにはあらゆる代償を惜しまない」。これは感染症との戦いにおける中国の核心的論理であり、我々が短期間で感染を抑制することのできた最も重要な原因でもある。この重大な感染症を前に、習近平総書記は当初から人々の生命の安全と身体の健康を最優先することを鮮明に打ち出した。我々は全国から最も優秀な医師、最先端の設備、最も急いで必要とされる資源を集めて、全力で患者の治療に投じた。我々は1人の感染者も取り残さず、一人の患者も放棄せず、出生後間もない嬰児から100歳以上の老人まで全ての患者の治療に全力を挙げ、治療費は全て国が負担した。我々は共同対策、党指導下の大衆による感染防止・治療活動を堅持し、国民を支えとし、感染症と戦う巨大な力を結集した。今回の感染症による練磨を経て、中国国民は、風雨の襲来に対して、中国共産党の指導が最も重要な保障、最も頼れる拠り所であることを一層深く認識した。中国国民は中国共産党への支持と信頼を一層深め、中国の制度に対して一段と自信に満ちている。
現在もなお新型コロナウイルス感染症は世界中で猛威を振るっており、毎日多くの命を奪っている。深刻な危機を前に、人類は再び十字路に立ち、道の選択を迫られている。科学や理性を堅持するのか?政治的溝を作るのか?団結と協力の強化か、それとも切り離しと孤立を図るのか?各国と足並みを揃えるのか、それとも一国主義を遂行するのか?各国の答えが差し迫って必要だ。感染症の発生以来、中国は終始国際社会との交流や協力の実施や、上層部との意思疎通の強化、感染症に関する情報の共有、科学研究協力の実施、国際組織や他の国々への可能な限りの支援を行い、世界の感染症との戦いのために中国の知恵と力を捧げてきた。団結と協力は感染症に打ち勝つための最も強力な武器であり、将来の成敗は今日の行動にかかっている。各国は全人類の前途・命運と子々孫々の幸福のために正しい選択を行い、心を一つにして協力し、互いに見守り助け合い、感染拡大の勢いを断固として抑え込み、世界における感染症を防止・抑制・阻止する戦いに勝利し、世界と人々の健康を守るべきだ。
中華民族は何度も苦難を経験したが、それに押し潰されたことはなく、反対に抑えつけられるたびに一層勇気を奮い起こし、苦難の中で成長し、奮起し続けてきたことを、歴史は十分に証明している。感染症との戦いにおいて、中国国民は重大な戦略的成果を上げ、常に各国の人々としっかりと共に立ち、苦楽を共にし、肩を並べて戦ってきた。風雨の後には必ず陽光が差す。世界中の人々が希望と夢を胸に抱き、人類運命共同体の理念を堅持し、目標を一致させ、団結して前進しさえすれば、必ず様々な困難や試練に打ち勝ち、より素晴らしい世界を建設することができる。(編集NA)