中国がスーダン西部ダルフール地方での国連平和維持活動に派遣した第15陣工兵支隊225人が30日、国連から「平和名誉勲章」が授与され、国連アフリカ連合ダルフール派遣団(UNAMID)からも褒賞されたということです。
UNAMIDのエル=ファーシルエル・スーパーキャンプで行われた授与式で、工兵支隊のリーダー李萌氏は「今回の受賞は工兵支隊の将兵全員に対する特別な褒賞であり、工兵支隊が各種平和維持ミッションを安全かつ円満に遂行したことへの十分な評価である。20カ月間に及ぶ活動期間中、工兵支隊は臨時作戦拠点のインフラ整備などの任務を完遂した。とりわけ、新型コロナウイルス感染症が発生以降、支隊は感染症対策の常態化の下で工事を確保し、UNAMIDから満場一致の評価を受けている」と述べました。
中国は2007年からダルフール地方での平和維持活動に工兵支隊の派遣を始めています。現在、この支隊は主として、道路敷設、キャンプの防御工事、空港駐機場のメンテナンスなどのミッションに当たっているということです。
「中国国際放送局日本語版」2020年8月2日