香港の希望者を対象とする、無償の新型コロナウイルスPCR検査コミュニティ普及計画が9月1日に始まった。
龔文波氏は深セン市人民病院検験科の副主任であるが、香港滞在中の彼には大陸部からのPCR検査支援隊のメンバーという別の肩書がある。彼は百人前後の検査チームの調整を担当している。
7月上旬以降、香港は新型コロナウイルス感染症の第2波に見舞われた。感染者が多く、感染源が不明なケースが多く、市中感染のリスクが高く、特区公営の検査機関が重い負担に耐えられなくなった。特区政府の要請に応じ、中央政府は速やかに大陸部PCR検査支援隊を結成し、香港に無償で派遣し、感染対策に協力した。
大陸部PCR検査支援隊の先遣隊の7人が8月2日、香港に到着した。香港の関連部門と顔を合わせ、香港の検査の場所、設備、フローなどを確認した。その後の大規模なPCR検査に向け基礎を固めた。
先遣隊の郭鵬豪隊長は「国という力強い後ろ盾があり、大陸部PCR検査支援隊は香港市民と共に感染症に打ち勝つはずだ。私たちはその確かな自信を持っている」と述べた。
ところが先遣隊の到着後、その滞在先及び視察先を訪れ妨害する者がほぼ毎日出た。実際に特区政府が中央に支援要請を出した後、香港では香港の感染対策に協力する中央を中傷し、妨害し続ける者が出ている。先遣隊は妨害を受け、感染症のリスクに身を晒しながら、迅速に活動を展開している。