政治>
japanese.china.org.cn |15. 09. 2020

習近平国家主席「世界の新型コロナ対策、経済回復、正義の維持に一層貢献」

タグ: EU 輪番議長国 多国間主義

 

習近平国家主席「世界の新型コロナ対策、経済回復、正義の維持に一層貢献」

 


習近平国家主席は14日夜、EU輪番議長国ドイツのメルケル首相、ミシェル欧州理事会議長(EU大統領)、フォンデアライエン欧州委員長とテレビ会議形式で会談を行った。中独欧首脳は中国EU関係について踏み込んだ意見交換をし、次の段階の中国EU関係の方向性を定め、重点分野を決めた。また、意思疎通・調整・協力を強化し、今後の双方間の重要な政治課題の成功を確保し、相互信頼を深め、互恵・ウィンウィンを実現し、多国間主義の維持を堅持し、グローバルな試練に共同で対処し、中国EU関係をさらに高い水準へと押し上げていくことで合意した。双方は「中国EU地理的表示協定」への署名を発表し、中国EU投資協定交渉を加速して、年内の妥結という目標を達成する考えを確認した。双方は環境と気候ハイレベル対話、デジタル分野ハイレベル対話を設置し、中国EUグリーン協力パートナーシップ、デジタル協力パートナーシップを構築することを決定した。新華社が伝えた。


習主席は「過去百年間なかった情勢変動が、新型コロナウイルスのパンデミックによって加速している。人類は多くの共通の試練に直面し、新たな十字路に立っている。世界の二大パワー、二大市場、二大文明である中国と欧州は、こうした状況であればあるほど、相互支持、団結・協力という大きな方向性をよりしっかりと押さえ、中国EU包括的・戦略的パートナーシップの健全で安定した発展をより確固不動として後押しし、国際社会の感染症対策、経済回復、正義の維持のためにより多くプラスのエネルギーを注入する必要がある」と指摘。


中国とEUには次の「4つの堅持」が必要だと強調した。


(1)平和共存の堅持。世界に完全に同じ政治制度・モデルはなく、異なる文明や文化が多元的に共生しているのが通常の状態だ。


(2)開放・協力の堅持。中国は国内の大循環を主体とし、国内と国際の両循環が相互促進する新たな発展構造の段階的形成に尽力している。中国側は潜在的内需を掘り起こし続けることで、中国とEUの二大市場、双方の資源のより良い連結、より大きな効益を実現し、さらに力強く持続可能な双方の共同発展を後押ししていく。


(3)多国間主義の堅持。中国側はEU側と双方間、地域、及びグローバルなレベルで対話と協力を強化し、「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」グローバル・ガバナンス観を堅持し、国連中心の国際秩序と国際体制を維持し、世界と地域の紛争問題の政治的解決を後押しし、人類運命共同体の構築を後押しすることを望んでいる。


(4)対話と協議の堅持。中国とEUは双方関係の協力的発展というメインストリームをしっかりと把握し、対話によって誤解を解消し、発展によって難題を打破し、意見の相違を適切にコントロールする必要がある。


習主席はまた、香港特区や新疆地区関連の問題における中国側の原則的立場を明らかにし、「香港特区や新疆地区関連の問題の本質は中国の国家主権・安全・統一の維持、各族人民の平穏な暮らしを送る権利の保護だ。中国側はいかなる者、いかなる勢力が中国で不安定、分裂、動乱を引き起こすことにも断固として反対し、いかなる国が中国の内政に干渉することにも断固として反対する」と表明した。(編集NA)


「人民網日本語版」2020年9月15日

 

1   2   3   4   >