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japanese.china.org.cn |05. 11. 2020

習近平国家主席の基調演説から読み解く「非凡」な輸入博覧会

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中国国際輸入博覧会は輸入をテーマとする世界初の国レベルの展示会だ。今年、輸入博覧会は3年目を迎えた。今回の輸入博覧会は新型コロナウイルス感染症が各国に深刻な打撃を与え、世界経済に痛手を負わせているという特殊な背景の下で開催される。中国中央テレビが伝えた。

今回の輸入博覧会の大きな目玉の1つが「公衆衛生・防疫」、「スマート交通」、「省エネ・環境保護」、「スポーツ用品・競技」という四大専門エリアを設けたことだ。「公衆衛生・防疫」エリアだけでも、「フォーチュン・グローバル500」入りした企業やリーディングカンパニーが多数参加している。そこでは世界の先進的な公衆衛生・防疫関連の製品や技術、感染防止・抑制に重要な役割を発揮する人気製品が集中的に展示されている。

習近平国家主席は4日夜の基調演説で「中国が防疫上の安全を確保したうえで予定通りこの世界貿易の盛会を開催したことは、世界と市場機会を分かち合い、世界経済の回復を後押しするという中国の真摯な願いの表れだ」と述べた。

中国が輸入博覧会を開催するのはなぜか?その重要な考えの1つが、中国は開放を拡大し、良質な商品の輸入を増やすことで、素晴らしい生活への人々のニーズを満たす必要があるということだ。習主席は基調演説で「中国市場を世界の市場、共有する市場、皆の市場にする」と述べた。

数日前に閉幕した第19期五中全会も、今年の輸入博覧会を一層「非凡」なものにした。五中全会で採択された第14次五カ年計画についての提議は、「良質な製品の輸入を増やす」「中国国際輸入博覧会など重要な展示会プラットフォームの作用をしっかりと発揮する」ことを特に打ち出した。五中全会に対する外部の最大の注目点の1つは、中国が国内の大循環を主体とし、国内・国際の2つの循環が相互に促進する新たな発展構造の構築を打ち出したことだ。習主席は基調演説で「これは決して閉鎖的な国内循環ではなく、より開放的な国内・国際の2つの循環であり、中国自らの発展に必要であるだけでなく、各国の人々により幸福をもたらすものだ」と述べた。


習主席は毎年、開幕式の基調演説で、非常に力強い、対外開放の全面的拡大の新たな措置を打ち出す。今年も例外ではない。

習主席は、クロスボーダー・サービス貿易のネガティブリストをまとめ、「中国輸入禁止・輸入制限技術リスト」の項目数を削減することを発表した。中国が新型コロナ流行後に打ち出した企業救済の各政策は、中国国内の登記企業を平等に扱っている。中国は引き続き公開性と透明性ある外国関連の法体系を整備していく。中国はさらに多くの国々と高水準の自由貿易協定(FTA)を結ぶことを望んでいる。

輸入博覧会は、すでに全世界が共有する国際公共財となり、中国の改革開放が停滞しないことを明示するものとなっている。今回予定通り輸入博覧会を開催したことで、確かな協力の成果を創造するだけでなく、各国が共に困難を克服するための啓示となり、世界経済の回復にも弾みがつく。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年11月5日