浦東開発開放30周年祝賀大会が12日午前に上海市で開催された。習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は大会に出席し、重要談話を発表した。新華社が伝えた。
習総書記は、「チャンスをしっかりと捉え、勢いに乗じて目標を目指し、第19回党大会及び第19期二中全会、三中全会、四中全会、五中全会の精神を全面的に貫徹し、新たな発展段階を科学的に把握し、新発展理念を断固として貫徹し、新発展構造の構築に貢献し、『安定を維持しながら前進』という取り組みの全体基調を堅持し、より高水準の改革開放の道を切り開く先鋒、社会主義現代化国家の全面的建設の先兵、『4つの自信』をはっきりと示す実践の模範例となるべく努力し、中国の理念、中国の精神、中国の道をより良く世界に示す必要がある」と強調した。
また、習総書記は、「中国にとって現在から今世紀中頃までは、社会主義現代化強国を全面的に完成する30年だ。新たな征途において、我々は浦東の新たな歴史的位置づけと使命を、中華民族の偉大な復興戦略の全局と過去百年間なかった世界情勢の大きな変動という2つの大局に据えて考え、計画し、正確に変化を認識し、科学的に変化に対処し、主導的に変化を図り、危機の中で機先を制し、変動する局面の中で新たな局面を開く必要がある」と指摘し、浦東開発開放の推進について、次の5つの指示を出した。
(1)イノベーションというエンジンの強化に全力を挙げ、独自のイノベーションにおいて優位な地位を築く。
(2)改革のシステム統合を強化し、質の高い発展の新たな原動力を掘り起こす。
(3)高水準の制度的開放を踏み込んで推し進め、国際協力・競争における新たな優位性を築く。
(4)グローバルな資源配置能力を強化し、新発展構造の構築に寄与する。
(5)都市ガバナンスの現代化水準を高め、「人民都市」建設に新たな局面を切り開く。(編集NA)