11月19日、習近平国家主席はビデオ形式で開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)CEO対話会に北京から出席し、「新たな発展構造を構築し、互恵・ウィンウィンを実現する」と題する基調演説を発表した。ここでは習主席が2017年以降に語ったアジア太平洋協力に関する言葉を選りすぐってお届けする。
1、この度の新型コロナウイルス感染症は、人類の運命とは苦楽を共にするものであり、各国の利益が緊密に繋がっていることを再度物語っている。(2020年11月19日)
2、全世界における新型肺炎との戦いで最終的勝利を収めるのにも、世界経済の回復を後押しするのにも、国際社会は団結・協力し、危機による試練に共同で対応する必要がある。(2020年11月19日)
3、中国経済の発展が安定の中で上向き、長期的に上向くファンダメンタルズに変化はない。(2020年11月19日)
4、われわれは決して歴史を後戻りせず、「デカップリング」を図ることもなければ、閉鎖的・排他的な「小グループ」を作ることもない。(2020年11月19日)
5、アジア太平洋はわれわれの共同の庭であり、アジア太平洋の平和と安定の維持、発展と繁栄の促進はわれわれの共同利益に合致する。(2020年11月19日)
6、保護主義、一国主義という古い道を歩むことは、問題を解決できないだけでなく、世界経済の不確定性を深刻化させる。(2018年11月17日)
7、開放は進歩をもたらし、閉鎖すれば必ずや落後する。アジア太平洋の経済体は自らの発展の実践を通じ、この点について深い理解を有している。(2017年11月10日)
「ソース:新華網、『習近平 国政運営を語る』第三巻」
「北京週報日本語版」2020年11月20日