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japanese.china.org.cn |17. 12. 2020

月探査機「嫦娥5号」が試料を持ち凱旋 任務が順調に成功

タグ: 帰還モジュール 月接近 着陸 月探査


 月探査機「嫦娥5号」の帰還モジュールが17日未明、月の試料を携え、半弾道ジャンプ型により再突入・帰還し、内モンゴル自治区四子王旗の予定エリアに安全に着陸した。


 帰還モジュールが月の試料採取を行い、これを携え順調に帰還すると、北京宇宙飛行制御センター嫦娥5号任務飛行制御現場で大歓声が巻き起こった。人々が次々と声を上げ、抱き合い、互いに祝意を表した。


 月探査事業総指揮、国家航天局局長の張克倹氏は「月探査事業嫦娥5号任務が順調に成功した」と宣言した。


 嫦娥5号は23日を経て、月周回軌道への遷移、月接近制動、月周回飛行、月面着陸、自動試料採取、月面離陸、月周回軌道でのランデブー・ドッキング、再突入・帰還などの多くの難関を突破し、月の試料を携え地球に帰還した。この並々ならぬ意義を持つ宇宙旅行を終えた。


 嫦娥5号任務報道官、国家航天局月探査・宇宙事業センター副主任の裴照宇氏は「嫦娥5号任務は締めくくりであり、基礎固めでもある。嫦娥5号任務は中国の月探査事業における『周回・着陸・帰還』という3ステップの帰還の主要任務で、月面試料採取・帰還に成功した」と述べた。


 月探査事業は「国家中長期科学・技術発展計画綱要(2006−20年)」が確定した16件の国家科技重大特別プロジェクトの一つだ。プロジェクト立ち上げ後、国家航天局は全国の2000以上の機関、数十万人の科学技術者の力を集め、団結と協力により知恵を集め難関突破に取り組み、6回の探査任務を高品質かつ効果的に完了し、「6連勝」を実現した。


 中国の最も複雑で、技術的に最も難しい宇宙システムプロジェクトである嫦娥5号任務は、中国初の月面試料採取及び密封保存、月面離陸、月周回軌道におけるランデブー・ドッキング、試料を積載しての再突入・帰還といった多くの重大な進展を実現した。その成功は中国の月探査事業の「周回・着陸・帰還」という3ステップ計画の予定通りの完了を意味する。

 

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