CGTNの記者の田薇氏はこのほど、シンガポールの著名外交家でアジア著名学者のマブバニ氏にインタビューを行った。
マブバニ氏は以下のように述べた。米リバティメディアは近頃トランプ氏を攻撃しているが、実は重点を避けて小さいことを取り上げているだけである。米国内の巨大な断裂の根源はトランプ氏個人や「民主国家」ではなく、米国が「富豪国家」になることにある。米国の利益は人口の最も「上層部」の1%に支配されている。国内のその他の階層は何の満足感も得られず、失望感しかないほどである。
またマブバニ氏は、バイデン氏の登板後、利害をはかりにかけ、トランプ氏の法的責任のさらなる追及を決める可能性があるが、そうなればトランプ氏の支持者と共鳴者から大きな反発と不満が起き、米国の状況は予測不可能になるとの見解を示した。今回のインタビューは、下院がトランプ氏を弾劾している時期と重なっていた。ヒラリー・クリントン前国務大臣は先日、トランプ氏弾劾への支持を示したが、「先週の国会ビルの騒動の根本的問題は、白人至上主義の存在」だと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月14日