「緑の山河は金山・銀山にほかならない」とは、習近平総書記が繰り返し強調しているエコ文明建設の理念だ。この理念には、人類文明の発展経験に関する総括が凝縮され、人類 の発展の意義に関する深い考えが体現されて いる。この理念は、発展の過程で人類の物的 利益への追求と人類が生存する生態環境との 関係の処理という難題を解き、現代の中国共産党員の高い文明的自覚とエコ自覚を示した。
「緑の山河は金山・銀山にほかならない」と いう理念をしっかりと念頭に置くのは、つまり生態保護を最優先課題として位置付け、グリーン発展を実現することだ。貧困救済は生態系の犠牲を代価にしてはならず、生態保護 による貧困脱却の新しい活路を探り、貧困人口が生態系の整備と修復からより多くの実際の利益を受けるようにさせなければならない。
生態保護による貧困救済には二つの中核 的な思想が含まれる。一つ目は、貧困地域において持続可能で環境にやさしい貧困救済・ 開発プロジェクトを実施し、地域の経済発展 の実現を最大限に支え、生態環境を破壊しな いこと。二つ目は、生態環境を効果的な利用 が可能な貧困救済資源として開発し、それによって現地の経済発展、人民の生活レベルの 向上、生態環境保護の高度な統一を実現する こと。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月20日