中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)は29日、オンライン形式で特別番組「世界との対話:『17+1』協力が立ち向かう目下の試練」を収録し、中国、ポーランド、チェコ、クロアチアの専門家らと共に、「17+1」協力にまつわる課題について踏み込んだ討論を繰り広げました。
「17+1」は、中国と中東欧17カ国の経済協力を進める枠組みです。出席者らは、「『17+1』協力の前途は広く、地域協力と多国間協力は世界共通の難題である新型コロナの背景下では非常に重要な枠組みだ。中国と中東欧諸国の協力には実り豊かな成果があり、これらは『一帯一路』共同建設の推進および中国・中東欧関係の全面的で、かつ均衡のとれた発展に欠かせない役割を発揮している」と評価しました。
アジアインフラ投資銀行(AIIB)のピフェル元副理事は、「『17+1協力』には大きな潜在力、多様性、挑戦性、そして相互接続の特徴がある。中国は中東欧と似た歴史的経験と過去を有している。現在、中東欧には多くの投資機会があり、中東欧諸国も中国市場への更なる進出を望んでいる」と分析しました。
チェコ科学アカデミー哲学研究所グローバル研究センターのヘルベック主任は、「多国間主義の堅持は、世界にとって重要な意義がある。『17+1』自体は協力の形に過ぎないが、そのコアは多国間主義への支持だ。この協力形式は外国と中国の協力に良い参考例を提供できる」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年1月31日