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japanese.china.org.cn |26. 02. 2021

中国・シンガポール海軍、この時期に南中国海で演習の理由は?

タグ: 南中国海 合同演習 捜索 救助

 

 公式メディアが25日に発表した情報によると、中国海軍の艦隊が24日シンガポール沖にて、シンガポール海軍と海上合同演習を行った。シンガポール国防省も「新型コロナウイルスの感染が続くなか、両国海軍の南中国海南端の公海における合同演習は相互理解と友好を促進する」と発表した。

 

 今回の海上合同演習の中国側の参加兵力は、第36期護衛航行艦隊のミサイル駆逐艦「貴陽艦」とミサイル護衛艦「棗荘艦」。シンガポール側はミサイル護衛艦「テネイシャス」と沿岸警備艦「サヴランティ」。演習内容は主に通信練習、艦隊運動、合同捜索救助など。

 

 海軍研究院の張軍社研究員は「環球時報」に対して、今回の両国の海上合同演習の意義について「まず、合同演習は将来的な海上安全協力のさらなる強化に向け良好な基礎を築く。次に、合同演習は地域の安全・安定の維持に資する」と述べ、次のように続けた。

 

 今回の演習の重要内容は合同捜索救助で、これには重要な現実的意義がある。南中国海は重要なシーレーンで、航路が密集し、多くの船舶が行き来する。南中国海を経由する各国の船舶は毎年10万隻にのぼる。同時に南中国海は水文気象学的に複雑で、海上の自然災害及び事故が絶えず発生する。各国の軍事力は海上捜索救助の責任を担っている。国際海事機関が画定する海上捜索救助責任エリアに基づき、中国とシンガポールは南中国海の海上捜索救助を実施する責任を担っている。両国海軍は2014年に行方不明になったマレーシア航空370便の捜索救助に参加した。将来的に南中国海で海難事故が発生した場合、両国海軍は海上捜索救助を展開し、各国人民の命と財産の安全を守り、南中国海の航行安全を守ることができる。今回の合同演習は、両国海軍が合同で参加した2018年10月、2019年4月の中国・ASEAN諸国海軍合同演習に続くものだ。共にリスクと試練に対応し、地域の平和と安定を守る両国の願いと決意を示した。

 

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