スマートフォン（スマホ）で大多数の中国人の生活が便利になった一方、多くの高齢者はスマートライフがもたらす難題に直面している。いま開催中の全国「両会」では、多くの代表と委員がこの社会的問題に注目している。
全国政協委員で中国の検索エンジン「捜狗（Sogou）」最高経営責任者（ＣＥＯ）の王小川氏は以下のように述べた。インターネット・アプリケーションの高齢者向け対応とバリアフリー化は、数億人の高齢者ネットユーザーに恩恵をもたらすだけでなく、業界と企業を支援し、ネット産業が中国の急速な高齢化社会への移行という大きな環境に適応し、ポスト人口ボーナス期におけるモデルチェンジの完成を推進することでもある。
今年初め、工業・情報化部（省に相当）は先頭に立って「インターネットアプリケーションの高齢者向け対応とバリアフリー化のための特別行動」をスタートさせた。115の公共サービス関連ウェブサイトと43のよく使われるスマホアプリが今年中に高齢者向け対応とバリアフリー化を完了し、高齢者ユーザーの「テスト」を受ける見込みだ。
人民中国インターネット版 2021年3月7日
