政治>
japanese.china.org.cn |10. 04. 2021

「中国人として、忠誠心が変わったことはない」 香港警務処長がブルームバーグ記者の質問に回答

タグ: 香港

 image.png

 香港警務処の郭蔭蔗副処長は4月1日にブルームバーグの取材を受けた際、「忠誠を尽くす対象を変えたことをどう説明するか」という質問に対し、郭蔭蔗氏は「中国人として、私の忠誠心が変わったことはない。かつてイギリスに統治されていたが、それは私の選択ではない」と答えた。


 郭蔭蔗氏は、「まず、私の忠誠心が変わったことはない。私はずっと中国人で、中国の土地で生まれた。かつてイギリスに統治されていたが、それは私の選択ではない。中国人として、私の忠誠心が変わったことはない」と強調した。


 郭蔭蔗氏は例を挙げ、「ある盗賊が盗んだ文物を守ったところで、本当はいい人だと言ったりはしない。イギリスの統治下にあった香港は素晴らしい時期もあったが、事情の本質を変えることはない」と述べた。


 ところが、郭蔭蔗氏のこの素晴らしい回答はブルームバーグに報道されず、報道の重点を警察の「市民に対する警告」に置かれた。


 取材後のブルームバーグの記事の見出しは『香港警察は政治のレッドラインに触れてはならないと市民に警告』となった。見出しの「警告」と「レッドライン」には、香港市民が一種の隠れた重圧下で生活しているように思える。


 報道動画の紹介を見ると真意は別のところにあるとわかる。ブルームバーグ記者は「香港地区国家安全維持法」を意識して記事を書いたようだ。郭警官が何を言っても、一部の西側メディアがすることは単なる選択的報道の文字ゲームだとしかいえない。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月10日