現地時間15日、有名な米経済学者のジェフリー・サックス氏がBBCの気候変動問題に関するインタビューに答えました。しかし、司会者は冒頭から中国の「人権侵害」を前提に質問を始め、それに対して、サックス氏は「BBCはなぜ中国の『人権侵害』のみを非難しているかが分からない。米国による人権侵害についてなぜ言及しないのか」と率直な思いを打ち明けました。それを皮切りに、同氏は米国が外国で犯した人権侵害の具体例を挙げ始め、米国内の人種差別や連邦議会議事堂の騒乱も取り上げながら話を続けました。司会者から何度も話が中断されたサックス氏は結びに、「最後までしゃべらせてください。あなたによる（気候変動に関する）質問の前提がおかしいとずっと思ってきましたが…」と言うしかありませんでした。
「中国国際放送局日本語版」2021年4月18日
