20カ国・地域(G20)を中心に新型コロナウイルス対策の国際協力について議論する「世界健康サミット」が21日に行われました。習近平国家主席は北京からオンライン形式で出席し、重要な演説を行いました。
習主席は演説の中で、中国が世界で行っている感染症対応に関する人道主義活動の状況を紹介しました。それによりますと、これまで、中国は約束通り、世界80カ国の発展途上国に新型コロナウイルスワクチンを援助し、43カ国にワクチンを輸出しました。また、途上国に20億米ドルの援助を提供し、150余りの国と13の国際機関に防疫の関連物資を援助しました。現時点で、中国は全世界にマスク2800億枚以上、防護服34億着以上、PCR検査キット40億個以上を提供したということです。
また、中国はアフリカと41以上の病院協力メカニズムを確立し、中国が援助し建設を担当しているアフリカ疾病予防コントロールセンターの本館ビルが去年末に正式に着工しています。
さらに、国連と協力して中国でグローバル人道主義応急倉庫と中枢センターの設立も大きな進展を遂げました。
そのほか、中国はG20による低所得国への債務返済の一時猶予を全面的に実施し、債務総額は13億米ドルに及び、G20のメンバーで最高額だということです。
「中国国際放送局日本語版」2021年5月22日