中国中部、湖北省十堰市張湾区の市場で13日午前6時40分ごろ、ガス爆発が発生し、午後4時までに12人の死亡と138人の負傷が確認されています。そのうち37人が重傷で、負傷者は病院で治療を受けています。
事故の発生を受け、習近平国家主席はただちに指示を出し、負傷者の救助や死傷者の家族への見舞い、早期の原因究明と厳粛な責任追及を求めています。
また習主席は、このほど、全国の複数の地域で、生産現場における事故や学校での事件が起きていることに触れたうえで、各地、各関係機関に対して、各種の安全リスクを全面的に検査し、深刻かつ突発的な事件の発生を防ぎ、民衆の生命と財産の安全、社会の安定を守るよう求めました。
さらに、李克強総理も事故現場での救援や負傷者の救助、原因の究明などを求めています。
現在、事故への対応を指導するため、中国の応急管理部、住宅・都市農村建設部による作業チームが事故現場に赴いています。また、国家衛生健康委員会からは、重症医学、やけど治療、メンタルケアなどの国家クラスの専門家による医療チームが派遣されています。湖北省と十堰市の中国共産党委員会と政府の指導者も現場で指揮に当たっており、救援や負傷者の救助などは秩序よく進められているということです。
「中国国際放送局日本語版」2021年6月14日