中国共産党創立100周年祝賀「幸せな生活を追い求めて」中国貧困脱却成果展の開幕式が28日、東京中国文化センターで行われた。中国の孔鉉佑駐日大使、日本の松下新平参議院議員、日中投資促進機構の長岡豊樹事務局長ら政界、経済界、文化界の代表及び中日両国のメディアが参加した。人民網が伝えた。
孔大使は挨拶で、「今年初めに、習近平総書記は全国貧困脱却難関攻略総括表彰大会で、中国共産党創立100周年を迎える重要な時期に、中国が貧困脱却の難関攻略戦において全面的な勝利を収め、絶対的貧困の撲滅という極めて困難な任務を完了したことを厳かに宣言した。本日我々が中国貧困脱却成果展を開催するのは、この苦労の末に得られた成果を記念するためだ。本日展示されている写真の1枚1枚が、中国の貧困脱却の難関攻略事業の真の姿を示している」と指摘。
「貧困の緩和と撲滅は人権保障の重要な内容だ。長年来、中国共産党と中国政府は常に基本的国情に立ち、国民の生存権と発展権を最重要視し、貧困削減と貧困脱却に尽力し、民生の保障と改善に努力し、発展の成果の恩恵がより公平に国民全体に及ぶようにしてきた。また、自国の貧困撲滅に尽力すると同時に、無数の発展途上国の貧困撲滅も積極的に支援し、貧困削減の国際研修・協力・交流を通じて自らの貧困削減のソリューションと経験を国際社会に提供した。さらに、積極的に『一帯一路』(the Belt and Road)国際協力を推し進め、人類運命共同体の構築を後押し、中国発展のチャンスとメリットを世界各国が共有できるようにしてきた」と表明した。
孔大使はまた、「中国の貧困脱却事業の成功は、日本を含む国際社会からの支持も得た。貧困者支援協力は中日協力の重要な一部であり、中日友好を示しているものでもある。現在中国は社会主義現代化国家の全面的建設という新たな征途に就き、日本も重要な発展段階にあり、両国関係は一連の重要な発展のチャンスを迎えるとともに、いくつかの複雑な要素に直面してもいる。両国は来年国交正常化50周年を迎える。また双方はそれぞれ東京五輪と北京冬季五輪も開催する。来賓各位がこの行事を契機に、一層全面的かつ深く中国を知り、各分野での中日交流・協力に積極的に助力し、中日関係及び両国間の交流や協力が一層の発展を遂げる後押しをすることを希望する」と述べた。
同展は在日本中国大使館、中国国務院新聞弁公室、中国国家郷村振興局が共催。来賓一同は中国の貧困脱却の成果を示すミニ・ドキュメンタリーを視聴。東京中国文化センターの羅玉泉センター長の解説で写真展を見学し、教育、文化、観光、電子商取引、移住などを通じた中国の「ターゲットをしぼった貧困支援」の実践について理解を得た。同展は写真80枚余りを展示し、7月2日まで開かれる。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年6月30日