中国共産党中央全面深化改革委員会の主任を務める、習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は9日午後、中央全面深化改革委員会第20回会議を主宰しました。会議では、「新しい発展枠組の構築促進に関する指導意見」、「種子産業振興行動プラン」、「青海チベット高原の生態環境保護と持続可能な発展プラン」、「自由貿易試験区における貿易投資の利便性改革と革新に関する一連の措置」などが審議され可決されました。
習近平総書記は会議で、「新しい発展枠組の構築を加速することは、未来の発展の主導権を把握する戦略的な措置で、さまざまな予測可能、不可能な荒波の中で、われわれの生存力、競争力、発展力、持続力を増強するためのものであり、粘り強い闘志と戦略的決断を必要とする堅塁攻略戦であり、持久戦でもある」と強調しました。
また、中華民族の生存と発展を保障するという歴史の高みに立ち、歴史に責任を負い、人民に責任を負い、世界に責任を負う態度を堅持して、青海チベット高原の生態環境保護と持続的な発展に取り組むよう指示しました。
さらに、ハイレベルな対外開放の実施に焦点を合わせ、国際・国内の二つの市場、二つの資源を十分に生かしながら、高い基準の国際経済貿易ルールに対して、積極的に制度面の革新を推し進めることで、自由貿易試験区における質の高い発展の画策と推進に力を入れていくよう求めました。
「中国国際放送局日本語版」2021年7月10日