シンポジウム開幕式の様子
「香港国家安全維持法施行1周年の回顧と展望」と題したシンポジウムが16日に北京で開かれました。全国政治協商会議副主席・国務院香港マカオ事務弁公室主任(閣僚級)の夏宝龍氏は開幕式に出席し、演説をしました。
夏宝龍氏は「習近平中国共産党中央総書記・国家主席・中央軍事委員会主席が中国共産党創立100周年祝賀大会で行った重要な演説は、社会主義現代化強国の全面的な完成という二つ目の100年奮闘目標に向け、前進の方向を示した。これは香港、マカオの同胞を含めたすべての中国人の気概・信念・自信を高めた」と語りました。
夏氏は、「香港の変化は国家安全維持法(以下、国安法と略)の強力な威力を明らかに示しており、事実は国安法が香港の安全・安定・安寧を確保する法律だと証明している」と述べました。
また、「国安法の全面的な施行は、香港特別行政区政府の責任であり、香港社会各界の責任であり、香港市民一人ひとりの共通の責任でもあります。香港国安法は中華民族の偉大な復興を実現する中で、必ずや一層輝きを放つことだろう」と述べました。
夏氏はさらに、外国勢力が国際法を乱暴に踏みにじり、中国の内政に干渉することは許さないと強調し、「勝利は不屈不撓の中国人民に属する。このことは歴史上、すでに何度も証明されてきた。偉大な祖国という強固な後ろ盾があり、14億人あまりの中国人民が全力で支え、香港のすべての同胞たちが一致団結して、たゆまずに奮闘するならば、香港における『一国二制度』の実践は必ずや長期的かつ安定的に実施され、香港の明日は必ずより素晴らしいものになると信じている」と締めくくりました。
「中国国際放送局日本語版」2021年7月17日