中国国務院共同対策メカニズムは7月31日に記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症の予防・抑制とワクチン接種に関する状況を説明した。中国新聞社が伝えた。
江蘇省南京市で新型コロナウイルス感染症が発生すると、ウイルスが変異したのではないか、現在の予防・抑制措置は果たして有効なのかといった点に注目が集まった。これについて、中国国家衛生健康委員会疾病予防抑制局の賀青華一級巡視員は、「現在、南京での感染が省内の他の都市や省外へと拡散しており、短期的には他の地域に拡散し続けるリスクがある。しかし、現在の予防・抑制措置はデルタ株の輸入が引き起こした感染症に対して引き続き有効だ。第一に、現在の予防・抑制措置は科学界の新型ウイルスに対する認識に基づくものだからだ。変異ウイルスもコロナウイルスであり、その感染源、感染経路は基本的に解明されている。第二に、現在の予防・抑制措置は目下の中国の予防・抑制の作業や実践に基づくものだからだ。現在の予防・抑制措置によって広東省、遼寧省、雲南省などで30件以上発生した感染に対処しており、こうした措置による感染症対策の効果は非常にはっきりしている」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月1日