19日午前、ポタラ宮広場に西蔵(チベット)各民族・各界の幹部や大衆2万人余りが集まり、チベット平和解放70周年を祝った。祝賀の扁額には、習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)の「美しく幸せなチベットを築き、偉大な復興の夢を共に実現」という言葉が記された。汪洋全国政協主席(中共中央政治局常務委員、中央代表団団長)が祝賀大会に出席し、演説を行った。新華社が伝えた。
汪氏は、「1951年のチベット平和解放は、中国人民解放事業と祖国統一事業の偉大な勝利であり、チベットにとって画期的意義を持つ歴史的転換点であった。第18回党大会以降、チベットは最高の発展、最大の変化、大衆の最多の実益という新時代へと足を踏み入れた。年平均の経済成長率は全国トップ3に入り、農村部住民の一人当たり可処分所得の伸び率は何年も続けて中国全土で首位となり、都市化率は13ポイント上昇した。たゆまぬ努力を続けた結果、62万8千人の貧困層が全て貧困から脱却し、26万6千人が高山の寒さ厳しい土地から河谷の都市部へと移住して安心して暮らし、楽しく働くようになり、チベットは全国と共に小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成を期限内に果たした」と指摘。
「現在、世界の情勢は100年間なかった大きな変化の中にある。我が国は中華民族の偉大な復興の実現における正念場にあり、社会主義現代化国家の全面的建設という新たな道のりに就いており、チベットの経済・社会発展も新たな歴史的出発点に立っている。我々は『習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想』を指針とし、習総書記の中央第7回チベット政策座談会での重要談話の精神及びチベット視察時の重要指示の精神を深く学び、新時代における中国共産党のチベット政策方針を全面的に貫徹し、中共中央の決定と方針を真剣に実行に移し、チベット高原の長期安定と質の高い発展の新たな章を全力で記していくべきだ」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年8月20日