第13回BRICS首脳会議が9日夜にテレビ会議の形式で開催された。中国の習近平国家主席、南アフリカのラマポーザ大統領、ブラジルのボルソナーロ大統領、ロシアのプーチン大統領が出席し、インドのモディ首相が議長を務めた。習主席は重要談話「BRICSと手を携えて協力、共通の試練に対処」を発表した。新華社が伝えた。
習主席は、「現在もなお新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るっており、世界経済の回復は困難や曲折を抱え、国際秩序は深く複雑に変化している。試練を前に、BRICSは責任感を示し、世界の平和と発展に積極的に貢献し、人類運命共同体の構築を後押しする必要がある」と指摘。
「現在のような状況において、我々は信念を固め、団結を強化し、BRICSの実務協力をより質の高い方向へと推進する必要がある」と強調し、(1)「同舟相救う」を堅持し、公衆衛生協力を強化する(2)公平なアクセシビリティを堅持し、ワクチンに関する国際協力を強化する(3)互恵・ウィンウィンを堅持し、経済協力を強化する(4)公平・正義を堅持し、政治・安全保障協力を強化する(5)相互学習・参考を堅持し、人的・文化的な交流と協力を強化することを提言した。
習主席は、「来年、中国はBRICS議長国を引き継ぎ、第14回BRICS首脳会議を主催する。中国は、BRICSのパートナーと共に各分野で協力を全面的に深め、より緊密で実務的なパートナーシップを構築し、共通の試練に対処し、素晴らしい未来を切り開けることを期待している」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年9月10日