9月10日は中国の「教師の日」です。習近平国家主席は一国のリーダーとして、一貫して教師を敬い教育を重んじています。
(2014年9月9日 習主席は北京師範大学で座談会に参加)
2016年の教師の日の前日、習主席の姿は北京市八一学校にありました。1960年代、習主席はここで小学校・中学校時代を過ごしました。昔の先生らは習主席と再会したとき、「あなたのおかげで、人民はみんな幸せに暮らせています」と感謝の気持ちを伝えましたが、習主席は「先生方が私を育ててくださったおかげです」とお礼を言いました。
(2016年9月9日 習主席は北京八一学校で昔の先生らと再会)
八一学校卒業後、青年時代の習主席は陝西省延安の農村へ行きました。その後の数十年間、どんなところで仕事しても、習主席は母校との連絡を保ち、先生たちとの絆を大切にしてきました。1999年、習主席は中学校の国語教師の陳秋影さんに手紙を書きました。
「教師を敬い教育を重んじることは、中華民族の伝統的な美徳です。先生から受けた御恩は永遠に忘れません」と綴っています。
これは先生への感謝の言葉であり、教師全体への尊敬でもあります。
今年6月29日、北京の人民大会堂では、2000人以上の貧困山間地帯の女子学生を教育して、彼女たちの大学進学の夢を叶えた人民教師の張桂梅さんは、習主席から「七一勲章」を授与されました。
実はその数カ月前、同じく人民大会堂で、張さんは全国貧困脱却表彰大会で、習主席から貧困脱却功労者の勲章を授けられました。習主席は車椅子に座っている張さんに「お体をお大切にしてください」とやさしく言葉をかけました。
(2021年2月25日 北京人民大会堂で習主席は全国貧困脱却功労者に当選した人民教師の張桂梅さんに勲章を授与)
「教師が社会で最も尊敬され、人々が最も憧れる職業になるように」と、習主席は自ら教師を敬い教育を重んじる社会的雰囲気をつくり出すために取り組んでいます。一方で、すべての教師が自分の職業を誇りに思いながら大切にし、自分に厳しくして、自分を絶えず向上させるようにすることを教師に求めています。
「中国国際放送局日本語版」2021年9月11日