メキシコの首都メキシコシティで18日、第6回ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体サミットが開催されました。習近平国家主席は、議長国メキシコの招きに応じて、サミットにビデオメッセージを寄せました。
習主席はその中で、「10年前、ラテンアメリカとカリブ諸国が独立自主、手を携えて強くなることを目指して取組続けてきた結果、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体が発足した。これは地域統合の過程における一里塚的な出来事だ。これまでの10年、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体は地域の平和と安定を維持し、共同発展を促進するために重要な役割を果たしてきた。中国はラテンアメリカ・カリブ諸国共同体との関係発展を非常に重視し、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体が地域の国々と協力し、直面する課題に対応することを支持している。2014年7月、私は域内の国家指導者らと共に、中国-ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体フォーラムの設立を宣言し、双方の協力において新たな道を切り開いた。この7年間、中国とラテンアメリカ・カリブ諸国共同体フォーラムは大いに発展し、双方各界の友好的な力を結集する主要なプラットフォームとなり、双方の関係深化に重要な貢献をしてきた」と指摘しました。
習主席はまた、「国際情勢の変化を経て、中国とラテンアメリカの関係はすでに平等、互恵、革新、開放、恵民(国民に恩恵をもたらす)という新時代に入っている。中国とラテンアメリカの友好は時間が経てば経つほど強固なものになり、人々の心に深く浸透してきた。昨年以来、新型コロナウイルス感染症を前に、中国とラテンアメリカは見守りあい、助け合い、全方位の感染症対策協力を展開してきた。中国は引き続きラテンアメリカとカリブ諸国にできる限りの援助を提供し、地域諸国が早期に感染症に打ち勝ち、経済・社会の発展を回復することを支援する。中国はラテンアメリカとカリブ諸国と共に、課題を共に克服し、チャンスを共につくり、手を携えて中国・ラテンアメリカ運命共同体の構築を推進していきたい」と強調しました。(RYU、Yan)
「中国国際放送局 日本語版」より 2021年9月19日