中央人材政策会議が27、28両日に北京で開かれた。習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は会議に出席し、重要談話で「党による人材管理を堅持し、世界の科学技術の最前線、経済の主戦場、国の重要ニーズ、国民の生命と健康への志向を堅持し、新時代の人材強国戦略を踏み込んで実施し、人材を包括的に育成・導入・活用し、世界の重要な人材センター及びイノベーション拠点の構築を加速し、2035年の社会主義現代化の基本的実現を支える人材を提供し、2050年の社会主義現代化強国の全面的完成のために人材の基礎を固める必要がある」と強調した。新華社が伝えた。
習総書記は「第18回党大会以降、中共中央は『なぜ人材強国を建設するのか、人材強国とは何か、どのようにして人材強国を建設するのか』という重要な理論的・実践的問題に踏み込んだ答えを示し、一連の新たな理念、戦略、措置を打ち出した」と指摘。具体的に、(1)人材に関する取り組みに対する党の全面的指導の堅持、(2)人材主導型発展という戦略的立場の堅持、(3)世界の科学技術の最前線、経済の主戦場、国の重要ニーズ、国民の生命と健康への志向の堅持、(4)包括的な人材育成・活用の堅持、(5)人材発展体制・メカニズム改革の深化の堅持、(6)世界の英才を集め活用することの堅持、(7)人材を知り、大切にし、尊重し、活用する環境整備の堅持、(8)科学者精神発揚の堅持を挙げた。そのうえで、「 以上8点は、我が国の人材事業発展の法則性に対する認識を深めたものであり、常に堅持し、絶えず充実させ、発展させていく必要がある」とした。
習総書記は「世界的に重要な人材センター及びイノベーション拠点の構築を加速するためには、戦略による主導を把握し、トップレベルデザインと戦略的計画をしっかりと行わなければならない」と強調。目標について、「2025年までに社会全体の研究開発費を大幅に増やし、科学技術革新の主力部隊の建設において重要な進展を遂げ、トップレベルの科学者の集中度を著しく高め、人材の自主育成能力を高め続け、主要技術・コア技術分野で戦略的科学技術人材、一流の科学技術リーダー人材、イノベーションチームを多数擁するようにすること。次に、2030年までに質の高い発展に適応した人材制度システムをほぼ形成し、イノベーション人材の自主育成能力を著しく高め、世界の優秀な人材を引きつける力を著しく高め、主要科学技術分野でリーダーを多数擁し、新興の最先端の学際的分野でパイオニアを多数擁するようにすること。さらに、2035年までに多くの分野で人材競争における比較優位を形成し、国の戦略的科学技術力とハイレベルの人材集団において世界トップレベルに立つこと」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年9月29日