中央人民代表大会政策会議が13、14両日に北京で開催された。習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は会議で重要談話を発表した。新華社が伝えた。
習総書記は重要談話の中で、「人民代表大会制度は我が国の国情と現実に合致し、社会主義国家の性質を体現し、人民主体を保証し、中華民族の偉大な復興の実現を保障する良き制度であり、人類の政治制度の歴史において中国共産党が人民を指導して得た偉大な創造であり、我が国の政治発展の歴史、さらには世界の政治発展の歴史において重大な意義を持つ斬新な政治制度だ。我々は中国の特色ある社会主義政治という発展路線を堅持し、人民代表大会の制度を堅持し、十全化し、新時代における人民代表大会の活動を強化・改善し、全過程にわたる人民民主を絶えず発展させ、生き生きとして活力にあふれ、安定的で団結した政治局面を揺るぎないものにし、発展させる必要がある」と強調した。
習総書記は「第18回党大会以降、中共中央は中華民族の偉大な復興という戦略の大局と100年間なかった世界情勢の大変動について統合的に計画し、党の指導を堅持・十全化し、中国の特色ある社会主義体制を揺るぎないものにするという戦略の大局的観点から、人民代表大会制度の理論と実践の革新を引き続き推進し、一連の新たな理念、新たな思想、新たな要請を打ち出し、中国共産党による指導、制度・システムを用いた人民主体の保障、全面的な法に基づく国家統治、民主集中制、中国の特色ある社会主義政治という発展路線、国家ガバナンスのシステムと能力の現代化の推進を堅持しなければならない」と強調。
「現在、世界情勢は100年間なかった大きな情勢変動の最中にある。制度競争は総合的国力の重要な一面であり、制度的優位性は戦略的主導性を勝ち取る国の重要な優位性だ。我々はいささかも揺るがずに人民代表大会制度を堅持し、時代に合わせて十全化し、新時代の人民代表大会活動を強化・改善する必要がある。憲法を全面的に貫徹・実施し、憲法の権威と尊厳を守る必要がある。中国の特色ある社会主義法システムの整備を加速し、良き法によって発展を促進し、良きガバナンスを保障する必要がある。憲法の与えた人民代表大会の監督権をしっかりと使い、正しい監督、有効な監督、法に基づく監督を実行する必要がある。人民代表大会代表の役割を十分に発揮し、人民の声にしっかりと応える必要がある。政治機関意識を強化し、人民代表大会自体の構築を強化する必要がある。人民代表大会の活動に対する党の全面的指導を強化する必要がある」とした。
習総書記はまた、「第18回党大会以来、我々は民主政治の発展法則に対する認識を深め、全過程にわたる人民民主という重大な理念を打ち出した。我が国の全過程にわたる人民民主は制度と手続きが整っているだけでなく、参加と実践も整っている。我が国の全過程にわたる人民民主は過程上の民主と成果上の民主、手続き上の民主と実質上の民主、直接民主と間接民主、人民民主と国家意志の統一を実現した、全チェーン、全方位、全カバーの民主であり、最も広範で、最も本当の、最も有用な社会主義民主だ。我々は引き続き全過程にわたる人民民主の確立を推し進め、人民が主体であることを党の国家統治の政策措置に具体的・現実的に反映させ、党と国家機関の各方面・各レベルにおける活動に具体的・現実的に反映させ、人民の素晴らしい生活への憧れを実現させる取り組みに具体的・現実的に反映させる必要がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年10月15日