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japanese.china.org.cn |31. 10. 2021

習主席、グリーン・低炭素・持続可能な発展の道を歩むことを強調

タグ: 低炭素

 習近平国家主席は30日、北京からビデオ形式でイタリアの首都ローマで開催中の第16回20カ国・地域首脳会議(G20サミット)第一段階会議に参加し、重要演説を行いました。


 習主席はその中で、「中国は一貫して国情にふさわしい国際責任を進んで担っており、経済のグリーン転換を積極的に推し進め、自主的に気候変動への対応力を高めている」と述べました。さらに、中国は2030年までにカーボンピークアウト、2060年までにカーボンニュートラルを実現させることを重ねて表明しました。また、「われわれは約束を守りながら、各国とともに、グリーン・低炭素・持続可能な発展の道を歩んでいく。先進国は温室効果ガスの排出削減で率先的に手本を示し、発展途上国が持つ特殊な困難や関心事に十分に配慮しながら、気候融資の約束を切実に履行して、技術やキャパシティー・ビルディングなどの面において途上国に支援を提供すべきだ」と呼びかけました。


 習主席はまた、中国の古典の言葉「誠信者、天下之結也(誠実な人にこそ、天下を任せるべきだ)」を引用して、誠実や信用は世の中で人と付き合う根本であることを説明し、「中国は対外開放の基本国策を堅持しながら、超大規模な市場的優位性と内需のポテンシャルを生かしていく。規則・規制・管理・基準などに関する制度型開放の拡大に力を入れ、知的財産権の保護を強化しながら、市場化・法治化・国際化のビジネス環境作りに取り組み、国内外の企業に公平かつ公正な市場秩序を提供していく」と強調しました。さらに、「中国の発展は各国により多くの新しいチャンスをもたらし、世界経済により多くの新しい原動力を注ぐものになることを確信している」と期待を寄せました。


 「中国国際放送局日本語版」2021年10月31日