習近平国家主席は30日、北京からビデオ形式で第16回20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席し、演説を行いました。
習主席は、「コロナ禍が世界、とりわけ発展途上国に多大な危機をもたらし、『持続可能な発展のための2030アジェンダ』の実施は前例のない課題に直面している。私たちは人々を中心に据え、グローバル発展の公平性、有効性、包括性を向上させ、どの国も置き去りにしないように努力する必要がある」と強調しました。
現在、中国は100あまりの国や国際機関に16億回分以上のワクチンを提供し、今年は20億回分以上のワクチンを外国に提供する予定です。
習主席はまた、「新型コロナウイルスが世界経済に与える影響は複雑かつ広範囲に及ぶ。主要経済国は、国際経済金融システムの安定を維持するために、責任あるマクロ経済政策を採用する必要がある」と示しました。
さらに習主席は、「G20が協力して成長の可能性を引き出し、完全な参加と幅広いコンセンサスに基づいてルールを策定し、イノベーション主導の発展のための優れたエコロジーを構築していかなければならない」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2021年10月31日