中共中央政治局は習近平総書記が議長を務めた18日の会議で、「国家安全戦略(2021-2025年)」、「軍隊勲功栄誉表彰条例」、「国家科学技術諮問委員会2021年諮問報告」を審議した。新華社が伝えた。
会議は「新たな情勢の下で国家の安全を維持するには、総体的国家安全保障観を強固に樹立し、新安全保障構造の構築を加速しなければならない。中国共産党の絶対的指導を堅持し、集中・統一・効率的かつ権威ある国家安全保障の取り組みの指導体制を十全化し、政治的安全、国民の安全、国益至上の統一を実現しなければならない。国家の主権及び領土的一体性を守ることを堅持し、辺境・国境・周辺の安定と秩序を維持しなければならない。安全な発展を堅持し、質の高い発展と高水準の安全の動態的均衡を推進しなければならない。総力戦を堅持し、伝統的安全保障と非伝統的安全保障を統合的に計画しなければならない。平和発展路線を堅持し、自らの安全保障と共通の安全保障の相互協調を促進しなければならない」と指摘した。
また会議は「国家科学技術諮問委員会は設置から2年間、国家の科学技術計画の策定、新型コロナウイルス対策、科学技術人材の発展、二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトとカーボンニュートラルに対する科学技術的支援などの面で積極的に中共中央に提言し、国家の科学技術分野の重大な決定の重要な参考となってきた。世界及び国内の科学技術発展の趨勢を正確に研究・判断し、世界の科学技術の最前線、経済の主戦場、国家の重大なニーズ、国民の命と健康に目を向け、国情に沿った科学技術革新の道を深く検討し、科学技術力の布陣の最適化・十全化を深く検討し、新型コロナ対策とグリーン・低炭素発展など重大で差し迫った問題への科学技術的支援を深く検討する必要がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年11月19日